足の神様・仏様

日本全国の足の神様漫遊記

西光寺【東京都台東区】

◆西光寺(さいこうじ)の紹介
  台東区の谷中一帯は、とにかくお寺が多く、ガイドブックを片手に散策する西洋人の旅行者を彼方此方で見かけます。西光寺は、東京メトロ千代田線の千駄木駅が最寄り駅です。駅の南側の団子坂下交差点を団子坂と反対方向に歩いて行くと、左手に全生庵明王院、観智院と由緒あるお寺が続き、観智院の前の細い道を入り、しばらく歩くと左手にあります。 入口左手には、「足病平癒韋駄天安置」の石碑、右手には、標語が書かれた掲示板がありました。そこには、足病平癒のお寺らしく、「気をつけよう、まさかの坂でこけぬよう」という意味深長な言葉が書かれていました。
 
 
◇足の神様とは 
  韋駄天神は、四天王南方増長天の八将の一つで湿婆神(しばしん)の子と伝えられ、走力に優れ、速やかに邪神を削除するので、仏法(特に伽藍)の守護神とされています。西光寺の韋駄天は、豊臣秀吉の朝鮮入国の折、藤堂高虎侯が朝鮮より請来し、安置したものです。
 
 
◇宗派・御本尊など
佛到山 無量壽院 西光寺
韋駄天尊像、十一面観音像 
 
 
◇ 由緒 
  開基は、藤堂高虎。慶長八年(1603)妙音院宥義(佐竹義篤の次子)が幕府から寺地を給せられ神田北寺町に開山。慶安元年(1648)寺地収公されたので、現地に移り佐竹修理太夫義隆が堂舎を再建。江戸期には、秋田藩秋田市)・佐竹家・伊勢津藩(三重県津市)・藤堂家の祈願寺であり俗に韋駄天寺と呼ばれている。

◆ 周辺の見どころ
初音山 東漸寺 観智院(谷中の火除不動)
臨済宗 全生庵 (山岡鉄舟ゆかりの寺)
 
 
◆住所
東京都台東区谷中6-2-20
 

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西光寺全景

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西光寺足病平癒祈願

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西光寺韋駄天像

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西光寺教え




   
 
 
 
 
◇参考資料  TOKYO TEMPLE GUIDEのWEBサイト
 
元記事投稿日 平成22年8月13日(金)