伊豆山神社【静岡県熱海市】
◆ 伊豆山神社の紹介
JRの東海道線熱海駅で下車したら、改札を出て左側にあるバスターミナルからA41,42の七尾原行き、A43の七尾団地行き、A46の伊豆山行き、A47,48 の伊豆山循環線のいずれかに乗り、伊豆山神社前で下車します。
バス停前の階段を上がっていくと、本殿に到るまでに、祖霊社、足立権現社、結明神社が鎮座しており、階段を上りきると、赤白二龍が施された手水社、社務所、本殿や雷電社があります。本殿の右手には、郷土資料館があり、本殿との間にある鳥居の先の参道を登っていくと、白山社、結明神本社や伊豆山神社の本宮が鎮座しています。白山社まで登れない方の為に、鳥居をくぐった正面には、白山社遥拝所があります。
◆ 由緒
創建は孝昭天皇の治世といわれ、曾ては伊豆大権現、走湯権現と言われ、全国各地にある伊豆山神社、伊豆神社、走湯神社などの起源となった総本社格の神社です。平安時代末期には、山岳修験霊場として名を馳せ、熊野信仰とも結びつき、全国に末社が祀られています。同じ時期に伊豆に配流された源頼朝は、北条政子とともに深い信仰を寄せました。
明治時代の神仏分離令により、伊豆山神社と改称されましたが、その神威は絶えることなく、大正3年には皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が、昭和55年には浩宮徳仁親王殿下(今上天皇)がそれぞれご参拝になられています。
◆ 宗派・御本尊など
正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊
(まさかあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
拷幡千千姫尊(たくはたちぢひめのみこと)
瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)
◇足の神様とは
本殿に到る階段の途中にある足立権現社が足腰の健康を守る神様です。御祭神は、修験道の祖、開山の祖とも仰がれる役小角(えんのおづぬ)です。役小角は、舒明天皇6年(634)に大和の葛城上郡(現・奈良県葛城市)に生まれ、神仏両道を修めた修験者です。文武天皇3年(699)に伊豆大島に流刑となり配流された時、伊豆大権現(現・伊豆山神社)でも修行をしたといわれています。
運命開拓の神様として伝えられており、古くから足の病に悩む人、足腰の弱い人が祈願したら神護を受けて強足になるという信仰があります。
◆ 周辺の見どころ
熱海来宮神社
MOA美術館
伊豆山温泉
◆住所