足の神様・仏様

日本全国の足の神様漫遊記

和氣神社【岡山県和気郡】

◆和氣神社の紹介
岡山駅から姫路方面へ電車で約30分の和気駅で下車し、タクシーで10分くらいのところにあります。朱塗りの橋を渡ると、ひと際大きな和気清麻呂公の像と日本一大きな絵馬があります。階段を上ると、拝殿、本殿があります。拝殿の脇には、狛犬ならぬ狛いのししが安置されています。夕方になっての参拝の為、帰路に着く頃には暗くなっていましたが、境内に隣接する和気町藤公園では、ちょうど藤まつりを開催中、例年だと、ゴールデンウィークがピークとのことですが、今年は、肌寒い日が晩春まで続いたせいか、ライトアップされた藤がとても綺麗でした。
 
◆足の神様とは
奈良時代に僧侶の道鏡皇位につくという野望を抱きましたが、宇佐八幡宮で、神託を受けた和気清麻呂公が、朝廷に「道鏡を掃い除くべし」と奏上しました。道鏡の怒りを買った清麻呂公は、大隅国(鹿児島県牧園町)に流罪となりました。大隅国へ向かう道中で道鏡の放った刺客に襲われるということもあり、厳しい旅程となりました。宇佐八幡宮にお礼参りに行こうとした清麻呂公は、とうとう足が萎え歩けなくなりました。その時、300頭の猪が突如現れ、清麻呂公を宇佐八幡宮へ導いたと言われています。そして、参詣した後に足が快癒し、歩くことができるようになりました。それ以来、和気清麻呂公を祀る神社は、足腰の健康を願う人々が参詣するようになりました。
 
◇御祭神
鐸石別命(ぬでしわけのみこと) 
弟彦王(おとひこおう)
佐波良命(さわらのみこと)
伎波豆命(きはずのみこと)
宿奈命(すくなのみこと)
乎麻呂命 (おまろのみこと)
 
◇ 御祈祷など
毎月、戌の日には、安産祈願が行われています。
 
◇ 由緒
古くは和気氏一族の氏神として遠祖 鐸石別命が祀られ、和気神と称せられていました。天正19年(1591)に数町川下にあった社殿が大雨で流されたため、現在地に遷座されました。後に弟彦王、和気清麻呂公、和気広虫姫を祭神に加え、清麻呂公の高祖父佐波良命、曽祖父伎波豆命、祖父宿奈命、父乎麻呂命を奉祀していた国造神社を合祀して、現在に至ってます。
 
◆ 周辺の見どころ
4月下旬から5月中旬にかけて、隣接する藤公園で「藤まつり」が行われます。また、神社周辺には、紅葉が生育しており、11月には、「もみじまつり」が行われます。
 
◆鎮座地
岡山県和気郡和気町藤野1385
 
 
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写真は下記サイトより転載させて頂きました。
『オープンエア・おかやま』
 
◇参考資料  和氣神社のWEBサイト