足の神様・仏様

日本全国の足の神様漫遊記

延壽寺【東京都台東区】

 ◆延壽寺の紹介
東京メトロ(地下鉄)千代田線の根津駅とJR山手線鶯谷駅の中間地点である谷中一帯に、多く寺院が密集している地域があります。日蓮宗六浦山・延壽寺は、ちょうど谷中1丁目、2丁目境界となる三浦坂を登り切った所に有ります。寺院内にある日荷堂には、「足病守護・日荷上人尊像」が祀られています。また、門前の裏手には、1849年に建立された日荷上人の墓があります。
 
◆足の神様・仏様とは
南北朝の時代、現在の横浜市金沢区に住む六浦妙法という僧侶の夢枕に称妙寺の仁王尊が現れ、「改宗して身延山の守護神になりたいので、お前の力で身延山まで送り届けてほしい」とのお告げを受けました。早速、六浦妙法は、称妙寺の和尚に掛け合い、山門から仁王尊二体を担ぎ出し、三日三晩かけて横浜の地から富士山の裏にある身延山まで歩き、奉納に成功したといいます。この次第を聞いて、身延山の住職は、たいそう驚き、六浦妙法に「日荷」という尊称を授けたと言われています。1755年身延山より日荷上人尊像を勧請して以来、怪力無双・健脚の日荷さまのお寺として親しまれています。
 
◇宗派・ご本尊など
日蓮宗六浦山
 
◇ ご参拝・ご祈願
毎月第1日曜日、15:00~ 日荷堂にて
 
◇ 由緒
時は明暦二(1656)年、第四代将軍徳川家綱の時代。延壽寺は覚性院日勤(かくしょういんにちごん)上人によって開かれました。開創当初は大乗山延壽院と呼ばれ、同じく谷中にある瑞輪寺との本末関係にありましたが、それもその後解消され、宝永年間(1704~1710)に身延山久遠寺の直末となります。やがて宝暦五(1755)年に延壽寺と名を改め、その際に身延山山本坊より日荷上人尊像を勧請しました。
 
◆ 周辺の見どころ
上野と本郷という2つの台地の谷間に位置することから谷中と呼ばれるこの地域一帯には、江戸時代から多くの寺院が移転し、密集するようになり、歴史上重要な史跡も数多く点在しています。
 ・谷中ぎんざ商店街
 ・夕焼けだんだん
 
◆住所
東京都台東区谷中1ー7ー36
 
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◇参考資料  お寺のWEBサイト
足病守護の寺・日荷堂