足の神様・仏様

日本全国の足の神様漫遊記

天神社(北野天神社)【神奈川県川崎市】

◆天神社の紹介

東京と小田原を結ぶ小田急線の向ヶ丘遊園を下車し、生田方面へ線路沿い南側を歩いていくと多摩丘陵の一角である生田緑地が広がっています。近辺には、専修大学明治大学があり、学生さんとすれ違いながら歩いているとひょっこりと階段を背景にした鳥居が現れます。マラソン選手やサッカー選手など足に関わるスポーツ選手が祈願する天神社の拝殿は、階段を登りきると現れてきます。

 

◆足の神様とは

天神社は、「江戸名所図会」には、韋駄天社と記されています。隣接する広福寺(真言宗豊山派)には、守護神として韋駄天像が祀られています。韋駄天は、仏教で伽藍を守る護法神とされ、足の速い神様としても有名ですが、釈尊入滅の直後、捷疾鬼という鬼が、お釈迦様の歯を奪って逃走したところ、足の速い韋駄天がすぐに追いかけて取り戻したという俗説からきています。以来、足の速い人の代名詞として韋駄天という言葉が使われるようになりました。スポーツ選手などからは、足の神様として尊ばれています。

 

 

◇御祭神

建速須佐之男   ( たけはやすさのおのかみ ) 
倉稲魂命   ( うかのみたまのみこと
 ) 
天照大神   ( あまてらすおおみかみ )

 

◇ 祭礼

祈年祭(きねんさい)1月15日
例大祭(れいたいさい)9月第三日曜日

 

◇ 由緒

昔、稲の目と称し、室町時代に稲目某と云う人が土着して天神様をお祭りしたのが始まりと云われている。埼玉県稲目に稲目神社があり、稲田姫を御祭神とする此神社から御分霊を受けたものと思われる。

 

◆ 周辺の見どころ

多摩丘陵の一角に位置する自然豊かな生田緑地があります。生田緑地には、以下のような施設もありますので、立ち寄ってみてください。

 ・日本民家園、伝統工芸館

 ・岡本太郎美術館

 ・青少年科学館

 ・万葉植物園

 

◆鎮座地

神奈川県川崎市多摩区桝形6ー16ー7

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拝殿

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鳥居

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由来

元記事投稿日 平成22年5月15日(土)