足の神様・仏様

日本全国の足の神様漫遊記

香取神社(道祖神社)【東京都葛飾区】

香取神社道祖神社)の紹介
こちら葛飾区亀有公園前派出所』の舞台ともなった東京都内の下町、亀有ですが、JR常磐線亀有駅を下車するとこち亀の主人公の両さん銅像があります。この「少年よ、あの星を目指せ!両さん像」は、亀有に8基が建立されている(平成22年5月現在)とのこと。亀有駅から歩いてすぐの所にある香取神社の境内にも「両さん像」があります。香取神社西参道の鳥居の両脇には、狛犬ならぬ狛亀が安置されています。西参道の右側にある道祖神社は、「どうろくじんさま」として信奉されている健脚の神様です。
 
 
◇足の神様、道祖神社とは
集落の外部から侵入してくる疫病や災害などの災厄をもたらす邪霊・悪霊を防ぐ為に、村境や辻に祀られた道の神様です。道祖神は、現在、足の神様、交通安全の神様として 崇敬されています。また、本殿に相殿として祀られている岐大神と同じ神様です。元々は古上水西千間掘の北端に鎮座されていましたが、明治41年香取神社に合併、大正14年11月社宇が再建されました。
 
 
◇御祭神
経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
 
◇相  殿
武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)
岐大神(いきおおかみ)
 
◇ 祭礼
 
例大祭 毎年9月中旬 宮神輿渡御もあります。
 
◇ 由緒
鎌倉時代建治二年八月十九日(西暦一二七六年)、当時亀有の地は下総国葛西御厨亀無村と呼ばれ、香取大神宮の神領地であったことから本宮の御分霊(経津主大神)をお迎えし村の鎮守様としてお祀りされました。その後、鹿島(武甕槌大神)・息柄(岐大神)の両大神を合わせおまつりし、東国三社の三社明神のお社として村人・近隣の人々を守り続け、約七百三十年の時を経て現在に至ります。旧亀有村は、「亀無」「亀梨」と呼ばれていました。永禄2年(1559)の「小田原衆所領役帳」にはいずれも「亀無」「亀梨」の記載がみられます。「亀有」となった由来は定かではありませんが、「なし」の意味を嫌ったものだと思われます。正保元年(1644)江戸幕府による「正保改定図」から「亀有」としたようです。
 
◆ 周辺の見どころ
 
中川公園(足立区・亀有駅徒歩15分)
 
◆鎮座地
東京都葛飾区亀有3-42-24
 
 

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香取神社鳥居

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道祖神社鳥居

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境内のこち亀両さん

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狛犬(狛亀)
◇参考資料  香取神社のWEBサイト
 
 
元記事原稿投稿日 平成22年6月1日(火)